がんを抱えた方
Hさん
50代:男性
病院では「優等生な患者」を演じてしまい、悩みや気持ちをさらけ出す場がありませんでした。
- 元ちゃんハウスを訪れたきっかけは何ですか?
- 胃がんで通院中の病院に元ちゃんハウスのパンフレットが置いてあり、何気なく手にとりました。金沢市や市内の病院と協定を結んでいることを知り、怪しいところではないとわかったので一度行ってみたいと思いました。
- どんなことが悩みでしたか?
- 手術が終わり、これから抗がん剤での治療が控えていました。別の病気で手術の経験があったので、手術はなんとなく乗り越えられたのですが、抗がん剤に対してとても不安がありました。病院では優等生を演じてしまいがちで、わからないことを聞いたり、不安をさらけだしたりすることができずにいました。
- 実際に訪れてみてどうでしたか?
- 初めて元ちゃんハウスを訪れたときは家族が心配して、妻と娘と孫(7ヶ月)もついてきてくれました。畳の小上がりやベビーラックがあり孫がいても過ごしやすく、自宅のような落ち着いた雰囲気の中で話をすることができました。
- 何か変化はありましたか?
- 元ちゃんハウスで話をするうちに、何が不安だったのか、わからないことは何なのかが自分の中で整理されました。主治医に受診の時に積極的に質問をすることができるようになりました。
- 具体的なヒントやアドバイスはいかがでしたか?
- 「まなびの教室」に参加したときに、抗がん剤の副作用について具体的に知ることができました。そのあとの茶話会では、がんに詳しい看護師さんに、私が使っている抗がん剤の副作用について個別にアドバイスをもらいました。
- 悩みは解消しましたか?
- 私にとっては、「優等生な患者」を演じなくて済む場所です。
- また利用したいと思いましたか?
- 孫が一緒でも訪れやすいですし、また利用したいと思っています。