松任の明證寺さんでお話させていただきました。
今日は松任の明證寺さんで”がんとむきあい生きていくために大切な事”というお題でお話させていただきました。元ちゃんハウスを知っていてくださるご住職が、がんとむきあう会の活動もお寺さんと通ずるものがあると言って檀家さん達の前で話すお時間を頂きました。明證寺の前のご住職も26年前ですが、やはり進行したい胃癌で若くしてなくなっている事をお聞きして、あたらめて繋がりを感じました。仏様の前で、人生の先輩の皆様へお話するのはとても緊張しました。元ちゃんハウスの事、主人の闘病、家族としての私の想い、そして主人が生前、やはりお寺でお話した時の内容から、「・がんの常識・いつがんがみつかってもいいように・がんになったら必要な事・人生の最後を迎える準備」という一言をお伝えしました。お話をした後はいつも、拙い話術に凹むのですが、実はいつも哀しくもなります。なぜかと考えると、主人の代わりに話している・・・主人はもういない・・・と思い知っているのだと思います。でも、主人が伝えたかったことを代わりにお話させてもらえるのはとても有難いのです。矛盾しています。前のご住職の奥様はご主人が亡くなって26年経った今でも当時の事を思うと仰っていました。26年経った今だから話せるんだと思います。大切な時間が流れています。