もくれんの会で皆さんの尊い思いに改めて人って強いなあと思いました。
今日は感染予防対策をしながらの今年度初のもくれんの会でした。今日は奥様を亡くされた方、ご主人を亡くされた方、お父様を亡くされて学び直しをされている医学生さん、そして現役の看護師さんの参加がありました。それぞれ、今感じている後悔や寂しさの対処の仕方、工夫について話しました。亡くなったご主人の遺影の横に今の気持ちを手紙にして毎日読み上げている方・・・。ご主人が亡くなってもご主人の病気を医学的に理解したくて勉強していたり。悲しい顔をしていたら相手も気を遣って話しにくいし、慰めの言葉は要らないから明るくしているとか、代替医療に頼る気持ちはわかるが正しい知識が必要だとか・・夫婦の普通の会話、挨拶をもっとしておくことが大事とか・・。看護師さんももっと看護師として何ができるかを考えてくれました。今日、集まった方に共通だったのは、それぞれ辛い思いをしたけれど、他の方にはそんな思いをしてほしくないから、伝えたい!今、闘病されている方、これから闘病するかもしれない方にもアドバイスを伝えたい!自分たちはコロナ禍でなくてまだよかった、今のコロナ禍で見送った方の悲しみをなんとか支えたい!・・・。ここへ来れない方たちにどうしたら繋がれるか?などと、どの方も他者のことをおもいやる優しさがありました。その尊さに感動しましたし、人って強いなあと思いました。死を忌み嫌わないで皆に必ず来る「死」をもっと普段から身近に語り、そのために日々、当たり前のことを大切にすることが大事だし、子供達へのがん教育も大事。元ちゃんハウスのもくれんの会からいろいろな事を発信して伝えていけるのではないかと思いました。ただ、色々広げすぎないで元ちゃんハウスは活動を継続させて、語る場を作るという根本はぶれないようにと自戒を込めて。